LORD OF WAR
監督: アンドリュー・ニコル 
音楽: アントニオ・ピント 
出演: ニコラス・ケイジ、イーサン・ホーク、ブリジット・モイナハン、ジャレッド・レトー、イアン・ホルム、ドナルド・サザーランド、サミ・ロティビ 
2005年 アメリカ映画

 

 

 

旧ソ連からアメリカへ家族とともに移住してきた主人公が、ギャングの抗争を目の当たりにし、
武器商人としての道を歩むことなり、やがて史上最強と呼ばれる「武器商人」となるまでを描いています。
最初、シニカルなコメディかと思っていましたが、観てみるとなかなか骨太なドラマでした。
ブラックなジョーク(挿入歌も含めて)がふんだんに散りばめられており、風刺も効いていて楽しめました。
かなりいい出来の作品だと思います。
最後まで一気に観てしまいました。

 

 

ドナルド・サザーランドが声で出演しているようですが、どこに出てきたのかさっぱり分かりませんでした。

ニコラス・ケイジが製作にも携わっており、かなりの力の入れ様です。

本作ではなかなかいい演技をしています。

 

 

音楽はアントニオ・ピント。
この人はブラジル出身の作曲家のようで、最近になって頭角を現してきました。
あの「シティ・オブ・ゴッド」もこの人が手がけた作品です。
全体的にあっさりした感じのサントラです。
アコースティック・ギターをフィーチャーしたテーマ曲がかなり癒し系でいい感じです。
(ちょっと物悲しくて暗めだけど・・・)
ラストで流れますが、なかなか哀愁を帯びていて映像にぴったりはまっていました。
劇伴も口数の少ないスコアが多く、地味な印象を受けますが、
ヒーリング・ミュージックとして聞くことも出来るサントラではないかと思います。
ちょうど、アルゼンチン出身のグスターボ・サンタオヤラに雰囲気が似ています。
あの辺が好きな人にはお勧めのサントラです。