BLOOD DIAMOND
監督: エドワード・ズウィック
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー、カギソ・クイパーズ、デヴィッド・ヘアウッド
2006年 アメリカ映画

 

 

 

 

激しい内戦が続くアフリカの内陸部を舞台に、巨大なピンク・ダイヤモンドを巡ってダイヤの密売人、ジャーナリスト、ダイヤの採掘人が争いに巻き込まれる模様を描いた社会派アクション。
あまり期待していなかったのですが、僕の好きな映画「グローリー」のエドワード・ズウィック監督ならもしかして・・・、と思って観たら大正解でした。
この監督の作品はいつも、観る者に「何か」を与えてくれるような気がします。
一言で「いい」作品です。
レオのオスカー・ノミネートも頷けます。
凡庸なアクション映画を予想していた僕が間違ってましたm(_ _)m
社会派というと難しそうな映画というイメージがありますが、この監督はアクションとメッセージ性を見事にブレンドして描いています。
さすがです。

 

 

 

 

音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード。
これまでに、ジェームズ・ホーナーやハンス・ジマーを起用してきた監督ですが、初めてジェームズ・ニュートン・ハワードと組んでいます。
アフリカを舞台としていることから、全体的に民族音楽風なトラックを取り入れたパーカッシヴな音作りです。
この人は作品によっていろんなタイプの音を出す人ですが、本作はかなり聴きやすいアルバムに仕上がっています。
アクション・スコアもそこそこ聴かせます。
土俗的なコーラスにカリンバや打楽器を使ったトラックがアフリカっぽさを演出しています。
RC系のギャヴィン・グリーナウェイがコーラス指揮をしているせいか、コーラスがなんとなく「ブラックホーク・ダウン」っぽい(^_^;)
もともと、ポップスやAOR系の人なので、コマーシャルな音作りは苦手ではないので、全体的に泥臭くなくスッキリした音になっています。
アルバムラストの3曲はアフリカのポップスがそのまんま入っています。