GLI ULTIMI GIORNI DI POMPEI

 

監督: マリオ・ボンナルド
音楽: アンジェロ・フランシスコ・ラヴァニーノ
出演: スティーヴ・リーヴス、クリスティーネ・カウフマン
1959年 イタリア/スペイン/モナコ/西ドイツ映画

 

 

古代イタリアの悲劇で、本国イタリアでも何度となく映画化された史劇もの。
ベスビオ火山の噴火で一夜にして灰となった都市ポンペイの姿を描いています。
脚本にのちのマカロニ・ウェスタンで一世を風靡するセルジオ・レオーネ、ドッチオ・テッサリ等、そうそうたるメンバーが参加しています。
子供のころ、母親と一緒にゴールデン洋画劇場で見てすごいなあと思った記憶があります。
二番煎じの多いイタリア映画界において、この手のマッチョものは独自のものがあります。
「マチステ」、「鉄腕マチステ」、「世界一の剣闘士」の3作品が生まれたのも本作があったからかもしれませんね。
でも、今見ると火山の噴火シーンが結構ショボイのが残念です。

 

 

 

 

音楽はアンジェロ・フランシスコ・ラヴァニーノ。
古い映画なので、50年代独特の音をしています。
イタリアのアクションものにしてはオーソドックスで正攻法のオケ・サウンドになっています。
タイトルトラックは引きずるような勇壮さの中にも、これから起こる悲劇を予測させる悲しげなメロをたたえています。
しかし、こんな古い作品ですが、イタリアではしっかりCDが出ているんですね。
古き良き時代のサウンドトラックという感じです。
CAMレーベルからの発売で、まだ現役で発売されています。