INSIDE MOVES
監督: リチャード・ドナー
音楽: ジョン・バリー
出演: ジョン・サヴェージ、ダイアナ・スカーウィッド、デヴィッド・モース、エイミー・ライト、ジャック・オレーリー、ビル・ヘンダーソン
1980年 アメリカ映画

 




・・・平日の過去記事アーカイブ・シリーズ

 

 

 

 

「リーサル・ウェポン」や「スーパーマン」のリチャード・ドナー監督が撮った地味なヒューマン・ドラマ。
ドナー監督らしからぬ題材の作品ですが、とても良くできたドラマです。
自殺未遂で半身不随?になった若者のリハビリと成長を描いた作品です。
小品ながら、脚本がバリー・レヴィンソン、撮影がラズロ・コバックスと、今考えると結構豪華なスタッフです。
地味な作品のためか、バート・ヤングの「アンクル・ジョー」同様、日本国内ではDVDすら発売されていないようです。
どっかの会社からDVD出してくれないかなあ。
人々の温かい心がひしひしと伝わり、ラストのエンドロールまで心温まるホントいい映画でした。

 

 


 

 

音楽は、ジョン・バリーなのですが、

今回はこのブログではあまり紹介しない歌モノコンピ盤をご紹介。
スコアは2曲のみしか入っていません。
しかし、その内容たるや、AORファンが喜ぶ素晴らしい内容になっています。
スピナーズ、アンブロージア、レオ・セイヤー、ボズ・スキャッグス、イーグルス、パブロ・クルーズ等、いい曲が揃ってます。

ほとんど、このサントラのための書き下ろしだったような記憶があります。
特に聴きものは、アンブロージアの未発表曲「OUTSIDE」、デヴィッド・パックとマイケル・マクドナルドが初めて共作した曲です。
これがまたメロウで素晴らしい出来なのです。
スピナーズの「JUST BE FREE」もディスコ調のリズムとスラップベースがカッコいい。
肝心のスコアの方は・・・テーマ曲は「真夜中のカウボーイ」ばりのハーモニカをフィーチャーした適度にルーズでダルい感じがカッコいい。
愛のテーマの方は同じジョン・バリーの「クイーン・メリー愛と哀しみの生涯」にメロが近くて、なんとなくピノ・ドナジオを思い起こさせ瞬間があります。
こんな素晴らしいアルバムなのですが、CD化されていないのが残念です。





・・・と、ここまでが過去記事。

依然として、このサントラはCD化されていません。AORの隠れた名曲揃いのこのサントラを是非CD化して欲しいものです。