・・・本日も過去記事です(-.-;)y-~~~
 

 

THE SCARLET BUCCANEER
監督: ジェームズ・ゴールドストーン
音楽: ジョン・アディソン
出演: ロバート・ショウ、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ピーター・ボイル、アンジェリカ・ヒューストン、ボー・ブリッジス
1977年 アメリカ映画

 

 

 

海賊映画といえば今では「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズですっかりお馴染みですが、
この映画が製作された70年代は、ほとんど海賊映画が作られなくなっていた時期でした。
そんな中で突如として製作された1本なので、当然大コケすることも予想されるわけで、
製作側は相当な勇気が必要だったことと思います。
まあ、監督のジェームズ・ゴールドストーンはこの後「ジェット・ローラー・コースター」を何とかこなすものの、
次の「世界崩壊への序曲」で遂に「大コケ」をやっちゃうのですが・・・・・(^_^;)
海賊船はホンモノを使いたかったそうで、これに相当のお金がかかったようで、
1隻しか出てきませんが、1975年当時150万ドルをかけて建造された「ゴールデン・ヒンド2世」号を改造したものだそうです。
ロバート・ショーは活劇スターというには、既におっさんというイメージがありますが、
ヒロイン役のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドが可愛いので許してあげましょう。
この作品、ビデオもDVDも発売されたのを見たことがありません。
「パイレーツ」人気にあやかって、DVD化されないかなあ。

 

 

 

 

音楽は、イギリスのジョン・アディスン。
映画の製作段階からフィルムのスコアリングに携わっていたようで、
かなり力が入っていたことが伺われます。
テーマ曲は、大らかなメロディが印象的なイギリス人らしい上品なスコアです。

 翌年、彼が担当することになる「遠すぎた橋」を彷彿とさせる部分が垣間見れます。

40年代~50年代にヒットした一連の海賊映画へのオマージュともとれるスコアもちょこっと出てきます。
劇伴全体を見ると基本的にアンダースコアに徹していて、「遠すぎた橋」のようにアルバム全体で捨て曲なしという構成ではありません。
ただやはり活劇なので、アクション・シーンのスコアは陽気で楽しいスコアになっていて結構楽しめます。
サントラ盤はCD化されておらず、LPがかつて出ていたのみです。




・・・と、ここまでが過去記事。

この記事を書いた翌年の2008年には、米intradaからサントラCDが限定発売され、そして今ではi-tunesではダウンロード版が入手出来るようになっています。

このサントラがダウンロードで聴けるなんて、

ありがたいことです。