RUSH HOUR
監督: ブレット・ラトナー
音楽: ラロ・シフリン
出演: クリス・タッカー、ジャッキー・チェン、エリザベス・ペーニャ、トム・ウィルキンソン、フィリップ・ベイカー・ホール
1998年 アメリカ映画

 

 

 

L.A.に在住の中国領事の娘が誘拐され、捜査のため香港の刑事が渡米してきます。
これを好ましく思わないFBIが、わざと市警のズッコケ刑事とペアを絡ませて捜査を妨害しようとしま
すが、
反目しあいながらも遂には2人がタッグを組んで悪と戦うというストーリー。
ジャッキ一一チェンとクリス・タッカーのコンビは賛否両論ですが、個人的にはまあまあという感じで
す。
というか、個人的にクリス・タッカーはあまり好きではないので‥‥‥
(僕には、あのトークがちょっとやかましいかも(∵;))
ジャッキーのアクションはGやスタントマンを使っていないと考えると、
40超えのオヤジとは思えない機敏な動きで感心させられます。
上映時間が短いのが、かえってアクションを凝縮した感じになってよかったと思います。

 

 

 

音楽は、ラロ・シフリン。
いまだ健在なのほほんとうれしい限りです。
しかし、ここ数年、70年代の彼を彷彿とさせるスコアを書いておらず、淋しい気がしていました。
本作は、「燃えよドラゴン」のファンと自認するブレット・ラトナー監督の思い入れが伝わってくるような
オリエンタルでフ○年代の香りがする好スコアになっています。
テーマ曲は、チャイニーズな雰囲気たっぷりで、アーバンな感じのカッコ良い曲です。
スコア全体を通して、70年代のラロ・シフリンが復活したようなグルーヴィなビートと骨太のブラスが
印象的です。
ほんと「燃えよドラゴン」っぽい音使いがすごくうれしいです(^o^)
5曲目では「燃えよドラゴン」のセルフ・パロディまでやっちやってます。
本作は、ラップを中心とした歌モノのコンピ盤が知られていますが、
ラロ・シフリン自らのレーベルAlephから、スコア盤が発売されています。
ただ自主に近いレーベルなので、ミックスが今ひとつで全体的にちょっと音質が悪いのが玉にきずで
す(∵;)
あと、難を言えばジャケがヒドい。
同じレーベルの「ダーティ・ハリー」シリーズもそうですが、もうちょっとアートワークにお金をかけて欲
しいものです。