ALIENS
監督: ジェームズ・キャメロン
音楽: ジェームズ・ホーナー
出演: シガーニー・ウィーヴァー、マイケル・ビーン、キャリー・ヘン、ランス・ヘンリクセン、ポール・ライザー、ジャネット・ゴールドスタイン、ビル・パクストン
1986年 アメリカ映画

 


平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・



 

大ヒットした傑作SF「エイリアン」の続編。
1作目でただ一人生き残ったリプリーが、人口冬眠の末、数十年後に発見されるところからお話が始まります。
エイリアンの巣と化した惑星に再び海兵隊とともにリプリーが降り立ち、エイリアンとの死闘を繰り広げるというお話です。
「ターミネーター」のキャメロン監督の手にかかると、SFホラーだった前作とは対照的なSFバトルアクションになってます。
本作品ではエイリアンの女王「エイリアン・クイーン」まで出てきたりとSFXが豪華で、スタン・ウィンストン等の特殊メイクチームがオスカーを受賞しています。
海兵隊とエイリアンのドンバチもスゴイですが、クライマックスでロボットアームでクイーンと戦うリプリーの姿は、
まるで「マトリックス・レヴォルーションズ」に出てきたバトル・ロボの原形のようです。
母性本能で子供を守ろうと一心不乱に戦う姿は、「ターミネーター2」のサラ・コナーとかぶります。
アクションという側面では、シリーズ中最高なのではないかと思います。

 

 

 

 

音楽は、巨匠ジェリー・ゴールドスミスから当時まだ若手だったジェームズ・ホーナーにバトンタッチ。
これまでにもホーナーは「宇宙の7人」「銀河伝説クルール」等のSFを手がけていますが、「スター・トレック2」に引き続いて、
本作品もゴールドスミスの後釜としてスコアを担当したことで、一気にメジャーで人気が出たような気がします。
巨匠の後任ということで、プレッシャーもあったと思いますが、ロンドン・フィルを使ってフル・オケの堂々としたスコアを書いています。
ただ、既に自作の使い回しが始まっていて、「宇宙の7人」、「スタ・トレ2」に良く似たフレーズがあちこちで顔を出します。
2001年には、米Vareseレーベルから長尺盤CD(24曲入り)が発売されました。
オルタネート・ヴァージョン等を含む結構無駄なトラックの多い盤ですが、ファンなら持っておくべき1枚でしょう。
(でも、パーカッションだけのヴァージョンというのは、ちょっとインチキかなあ)




・・・と、ここまでが過去記事。

長尺盤のCDは現在でも安価で入手可能なようです。

同内容のダウンロード版も発売されています。