・・・・・・今夜は過去記事でごめんなさい。

CD化されたわけでもありませんので、

先にお断りしておきます 笑。

 

 

THE ODESSA FILE

監督:ロナルド・ニーム
音楽:アンドリュー・ロイド・ウェーバー
主演:ジョン・ヴォイト、マクシミリアン・シェル、マリア・シェル、ノエル・ウィルマン、シビル・ダニング
1974年イギリス/西ドイツ映画

 

 

若きルポライターが、自殺した老人の日記に記されていた記述から、元ナチスSS隊員を支援する裏組織「オデッサ」の存在を知り、
組織の実態に迫ろうとする「ネオナチもの」サスペンス映画。
70年代にはこうしたネオナチものが結構ありました。「マラソンマン」とか「ブラジルから来た少年」とか。
「オデッサ」という組織は実在したそうで、多くの戦犯を逃がしたそうです。
フレデリック・フォーサイスの原作を、巧みなストーリー展開で第一級のサスペンスに仕上げています。
全編ヨーロッパ・ロケによる映像もまた本編に重厚な重みを加えています。
主人公ががむしやらに組織の実態に迫ろうとする真の理由が明かされるラストにはある意味うならされます。
キャストは地味でも脚本と演出がしっかりしているので、今観ても十分堪能出来る作品です。

 

 

 

音楽は、アンドリュー・ロイド・ウェーバー。
ミュージカルの音楽を担当することが多い人で、スコアもののサントラを手がけるのはごく希だったように記憶しています。
本作は、ペリー・コモが子供たちのコーラスをバックに歌うクリスマス・ソング「Christmas Dream」が有名です。
サスペンス映画にはアンバランスな心温まる歌です。
このメロディをモチーフに、アレンジを施したスコアが劇伴の中でも何度か顔を出します。
メイン・タイトルに使われたのは、軍歌風の「Odessa Anthem」。
勇壮なミリタリー調の賛歌ですが、歌モノということではアンドリュー・ロイド・ウエーバーの本領発揮というところでしょうか。
その他の曲は、ジャズをベースにした不安感をかき立てるようなアンダースコア等が収録されており、
全体の統一感はそこそこあります。
サントラCDは発売されず、LP音源しかありません。
70年代の傑作サスペンスなので、どこかが音源化してくれないかなあと思います。
でも、これくらい昔の作品になると、マスターが既に紛失していたりすることがよくあるようです(T_T)

 

 

・・・・・と、ここまでが過去記事。

この記事を書いてから13年が経ちますが、

未だにCD化されません。

LPの収録時間は30分に満たないので、

そのままCD化するともったいないのですが、

他の作品とのカップリングもありなのではないかと思います。

オケは小編成でバンド演奏のようなスコアもありますが、

是非CD化を望みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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