ELIZABETH: THE GOLDEN AGE
監督: シェカール・カプール
音楽: クレイグ・アームストロング、AR・ラーマン
出演: ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、リス・エヴァンス、ジョルディ・モリャ、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン、トム・ホランダー
2007年 イギリス/フランス映画

 

ケイト・ブランシェット主演のどことなく「重い」雰囲気のある歴史ドラマ「エリザベス」の続編。
彼女は、続編の企画があっても出ないつもりだったみたいですが、
脚本を読んで気が変わったのか、続投しています。
例によって本編は未見なので、詳しいことは分かりませんが、
サントラCDのジャケやインナーを見るに、相変わらず豪華絢爛な衣装に目を奪われる映画です。
スペインとの宗教戦争を始めとした波乱の中でエリザベスが女王として黄金時代を築いていく過程を描いているようです。
でも、CDジャケの青白い顔したケイトの顔は、まるで「般若」です。コワ~(^^;)
他の写真も顔面蒼白の眉無し顔で、どれもサイボーグみたいで怖い。
すごく美しいんだけど、「色気」を全然感じさせない風貌です。
これは製作者側の意図的なものなのでしょうか。
「ヴァージン・クイーン」のイメージを強調したかったのかな。

 

音楽は、クレイグ・アームストロングとAR・ラフマン。
AR・ラフマンというと「誰?それ」って感じだと思いますが、
10年くらい前に流行ったインド映画、「ムトウ踊るマハラジャ」の音楽やってた人。
監督がインド系の人なので、音楽もその筋の人が参加したのかも知れません。
それとも劇中、植民地インドの場面が出てくるのか‥・
でもスコアの中にはインドっぽいものはほんのごく一部しか入ってません。
テーマ曲は情熱的でだんだんと盛り上がる力強い曲です。
スコア全体を通して派手めな「燃え」系スコアもあり、結構スペクタクルなサントラです。
こけおどし的なスコアって最近少ないので、オールド・ファンにはこういうのは嬉しいですね。
中世的な雰囲気を醸し出しているのが、リードを取る悲しげなヴァイオリン。
これに混声コーラスが重なります。
クレイグ・アームストロングにしてはかなりクラシック寄りのスコア。
なお、隠し味的にシーケンサーやキーボードの音が入りますが、あくまでも脇役として控えめに使われてます。

 

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