BABY: SECRET OF THE LOST LEGEND
監督: B・W・L・ノートン
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演: ウィリアム・カット、ショーン・ヤング、パトリック・マクグーハン、ジュリアン・フェロウズ、キャロ・マティヴォ、ヒュー・クァーシー
1985年 アメリカ映画

 

 


・・・本日は過去記事に追記してます。



 

ディズニー製作による恐竜ものSFアドベンチャー。
コンゴの奥地に生息するという幻の恐竜にまつわる伝説を元に、伝説の恐竜を見つけた新聞記者と生物学者の夫婦が悪い学者やハンターたちから恐竜を守ろうとするお話です。
監督は知らない人ですが、製作総指揮に「007 トゥモロー・ネヴァー・ダイ」のロジャー・スポティスウッドの名前が・・・・。
恐竜の造形はアニマトロニクスを使った当時としてはかなり高水準の出来映えです。
「ジュラシック・パーク」の8年前、まだ本格的なCGが無かった頃にしてはなかなかの迫力です。
かつてのディズニーといえばアニメが主流というイメージが先行しますが、この頃から実写作品も結構頑張ってました。
ウィリアム・カットとショーン・ヤングが恐竜を守る夫婦を演じています。

 しかし、この邦題、何とかならなかったのでしょうか(^_^;)




 

音楽は、巨匠ジェリー・ゴールドスミス。
80年代ゴールドスミスの未音源化作品の中でも屈指のクオリティを誇る作品です。
ファミリー向けのイメージが強いディズニー作品ですが、本作のスコアはスゴい。
ゴールドスミスのアフリカンな側面とリリカルな側面が見事にブレンドされた名スコアと言っていいでしょう。
80年代ゴールドスミス・サウンドの美味しいところを凝縮したような力強いスコアです。
シンセサイザーを積極的に導入していた頃の作品で、オケとシンセの組み合わせによる演奏となっています。
ファミリー向けの作品とはいえ、音楽は全く手抜きがありません。
むしろ恐竜の力強さを表現したホーンの迫力は、その辺のアクション・スコアを軽く凌駕しています。
公開当時、スコアはリリースされませんでしたが、今月になって米Intradaレーベルから限定盤サントラCDが発売されました。
正規盤のリリースは今回が初めてで、3000枚限定とはいえ陽の目を見たということは画期的なことでしょう。
しかし・・・発売元ではもう既に廃盤になっています。
発売から1週間もたなかったとうことでしょうか。
(予約しといて良かった・・・)
かつて、粗悪なブートレッグが出回ったことがありましたが、今回リリースされた作品は音質の面でも全く文句ないものでした。
このまま廃盤にするのはほんともったいない作品です。
追加プレスとか無いのでしょうか。





・・・と、ここまでが過去記事。

その後、2018年にボーナストラック入り合計22曲収録のリマスター盤が発売になっています。ボーナストラックの中には息子のジョエル・ゴールドスミス作曲の歌モノ(本編未使用?)が3曲含まれています。

さらに、この2018年盤はi-TunesやAmazonでダウンロードも可能になっています。