※ 今夜も過去記事いじって、ごめんなさい。

THE BIG BUS
監督: ジェームズ・フローリー
音楽: デヴィッド・シャイア
出演: ジョセフ・ボローニャ、ストッカード・チャニング、ネッド・ビーティ、ルネ・オーベルジョノワ、スチュアート・マーゴリン、ジョン・ベック、リン・レッドグレーヴ、サリー・ケラーマン、ホセ・ファーラー、ラリー・ハグマン
1976年 アメリカ映画


70年代パニック映画そのものをパロッた痛快おバカ・コメディ映画。
監督のジェームズ・フローリーって人はあんまりよく知らないのですが、TV界を中心に活動していた人だそうです。
主役の若い2人は無名ですが、脇を固める配役がいかにもパニック映画にありがちな感じの名優で固めています。
全長50メートル、重量75トン、タイヤが32本ついた超巨大原子力バスがニューヨークからデンバーまで向かう途中で、
妨害に遭い様々なトラブルに見舞われるというお話がベースになっています。
その中にいろんなパニック映画のパロディや、くだらないギャグが満載されています。
昔、TVでよく放映されていたので知っている人も多いと思います。
バスの設定自体がほんとバカバカしい(^^;)
定員が180人で、中にサロンやボーリング場、プールまであって、さながら動くレジャー・センターという感じです。
後部にアポロ宇宙船をくっつけたような原子力バスのデザインも大笑い。
バカなギャグも満載で、酒場の乱闘シーンでは割れたビール瓶じゃなくて牛乳パックで決闘するし、
崖っぷちで落ちそうになったバスのバランスを取るために、積載物のジュースを全部後ろへ流して、うしろの乗客が溺れそうになったりするし、
暴走するバスの風圧でガソリンスタンドが吹き飛ばされたりするし、寒いギャグのアホらしい描写がいろいろ出てきます。
こんなバカ映画なのでDVDにはなっていないようなのですが、「大陸横断超特急」がDVD化されたことだし、
是非これもDVD化して欲しいものです。


音楽は、意外にもデヴィッド・シャイア。
この人、わりと真面目な映画ばかり担当する人だとばっかり思っていたら、こんな映画まで担当していました。
メイン・タイトルはこれから起きる大惨事(^^;)を予見させるような不穏な始まり方をして、
いかにもなパニック映画調のテーマが始まります。
この辺の作り方はほんとに上手い。
ゴージャスなストリングスがヘンリー・マンシーニや70年代TVムービーっぽい匂いをプンプンさせます。
劇伴も、パニック映画に仕えそうなわざとらしい大袈裟なトラックが多く、スコアを聴いていても思わずニンマリしてしまいます。
暴走シーンの劇伴などは、ほんと定番中の定番という感じでストリングスとブラスでてんやわんやする雰囲気を上手に表現しています。
なお、サントラ盤については、LPは確か発売されていなかったような気がします。
8年前に突如として海外でCDがリリースされましたが、音はあんまり良くないしどうもこれはブート(海賊盤)のようです。
正規にはCDもリリースされたことがないようです。
でも、これCD化してほしいなあ。




・・・と思ってたら、遂に米FSMからサントラCDが発売されました。
限定2000枚ですが、作品の知名度からすれば「よくぞ出してくれました」という感じです。
「フライング・ハイ」の原点みたいなおバカなコメディなのに、大まじめなスコアを書いてます。
これはなかなかいい。
でも、ジャケがなあ。
輸入版DVDのジャケと同じものを使ってます。

海賊盤の方がいかにもあの頃のコメディって感じのイラストで良かったんだけどなあ。
あれ、使えなかったのかなあ。


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