レン・ワイズマン監督、ケイト・ベッキンセール主演、吸血鬼と狼男との抗争と恋を描く一風変わったダークなアクション。レザー・スーツに身を包んだこの映画のケイト・ベッキンセールはカッコ良かった。ヴァン・ヘルシングの時よりこっちの方が好きかも。音楽は元タンジェリン・ドリームのポール・ハスリンガー。タンジェリン・ドリーム脱退後は、グレアム・レヴェルのプログラマーとして活動してたようです。本作は初の単独作品です。
 内容は極めて硬質な印象で、メロディを極力廃し無機質なノイズに単調なリズムが重なるような感じの作品です。グレアム・レヴェがかつて組んでいたインダストリアルなインディ系バンド「SPK」の雰囲気を感じるのは僕だけでしょうか。他に歌モノを集めたコンピレーション盤がありますが、両方のいいとこ取りで1枚にしてもよかったかな。このアルバムは単体で聴くには映像を未見の人にはちょっときついかも。