和製ヒットホラーのハリウッド版リメイク。

1作目と2作目が1枚に収まっていててお得です(笑)。

 

 リメイク版「ザ・リング」の方は監督もアメリカ人、主演のナオミ・ワッツも日系と思いきや、顔はアメリカ人で、オリジナルに比べてかなり映像はスタイリッシュになってます。

 

 中田秀夫監督によるオリジナル版の何ともいえない「いや~な感じ」はここにはありません。戦慄の「呪いのビデオ」映像もオリジナルの方が不気味。

 

 ザ・リング2の方は、中田監督自らがハリウッドに渡りメガホンを取ったそうで、ちょっと期待してます。評価は分かれるようですが、アメリカ人にはウケたとか。これもハリウッドっぽくなっちゃったのかなあ。  

 

 ちょい役ですが、キャリーのシシー・スペイセクが出てるそうです。往年のホラーファンにはうれしいですね。

 

音楽は、ハンス・ジマーとその門下生とおぼしきヘニング・ロウナー、マーティン・ティルマンが担当しています。ホラースコアなので、陰鬱なサウンドを予想してましたが、以外に聴きやすい。かといって、最近いささか食傷気味なハンス・ジマー印のMVな音にはなってません。

 ピアノの旋律が繰り返される曲など、全体的にぐっとトーンを抑えたミニマルな音作り。乱暴な言い方をすればちょっとヒーリングっぽい部分もあります

 

 ラストの曲はアンビエント風で結構いい感じです。