THE MAGNIFICENT SEVEN

監督:ジョン・スタージェス

音楽:エルマー・バーンスタイン

主演:ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックイーン、ジェームズ・コバーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ボーン、ホルスト・ブッフホルツ、ブラッド・デクスター、イーライ・ウォーラック

1960年 アメリカ映画






平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。





 

ジョン・スタージェス監督による西部劇の名作。

おっさん世代には常識ですが、本作品は黒澤明監督作品「七人の侍」のリメイクになります。

「荒野の用心棒」と違って、映画化にあたってちゃんと東宝から権利許諾を受けて撮影しています。

7人のガンマンを演じるのは、ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、ジェームズ・コバーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ボーン、ホルスト・ブッフホルツ、ブラッド・デクスター。

もうみんな亡くなってしまいましたね。

ストーリーは、メキシコの寒村を舞台に、野盗から度重なる襲撃を受け苦しむ農民を救うため、7人のガンマンが

立ち上がる・・・というあまりに有名なお話。

後にスターとして成功を収めるメンツが大挙して出演しているので、見応えは十分です。「大脱走」とスタッフ、キャストがかなり被っているところはご愛嬌。

イーライ・ウォーラックが憎々しい野盗のボスを演じています。

本作品はその後続編が3本も製作されたほか、TVシリーズも製作されました。





音楽は、「大脱走」と同じく巨匠エルマー・バーンスタイン。これぞ西部劇音楽のお手本といえる豪快かつ雄大な音楽です。

余談ですが、YMOが「Multiplies」でこのテーマ曲のイントロ部分をいただいちゃってます。

また、SKAバンドのBad Mannersがライブでこの曲をカバーしています。

この映画は公開当時はサントラが発売されず、数年後に公開された「続・荒野の7人」のオリジナル・スコア(再録盤)を「荒野の7人」として発売した経緯があります。

(結局、続編も同じ音楽を使っていたので、「荒野の7人」で発売してもよかったわけです。)

その後、CDとしては、フェニックス・シンフォニー・オーケストラ(KOCH盤)やロイヤル・スコティッシュ・オーケストラ(RCA盤)の演奏によるフルスコア盤が発売されました。

そして、1998年にRykoレーベルから初の完全盤サントラが発売されました。それまでの盤が12曲だったのに対し、こちらの方は全23曲入ってます。

テーマ曲の迫力はものすごく、イントロがあまりに豪快すぎて音が歪んでいます。

再録盤に比べて荒削りな音ですが、豪快さでカバーしていて迫力満点なアルバムになっています。





・・・と、ここまでが過去記事。

その後、Quartetレーベルから「荒野の七人」、「続・荒野の七人」、「新・荒野の七人 馬上の決闘」、「荒野の七人 真昼の決闘」のスコアを集めた4枚組が発売されました。確か、4作目となる「荒野の七人 真昼の決闘」のスコアが聴けるのはこの盤だけだったと思います。

また、現在ではダウンロード版も入手可能です。