LONE WOLF McQUADE
監督: スティーヴ・カーヴァー
音楽: フランチェスコ・デ・マージ
出演: チャック・ノリス、デヴィッド・キャラダイン、バーバラ・カレラ、レオン・アイザック・ケネディ、ロバート・ベルトラン、R・G・アームストロング
1983年 アメリカ映画




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チャック・ノリス主演で80年代に量産されたB級アクションの1本。
テキサス・レンジャーと武器密輸商人との戦いを描いています。
チャック・ノリスと悪役デヴィッド・キャラダインとは、どっちもブルース・リーの弟子かなにかだったような気がするのですが・・・。
大したストーリーではないのですが、この2人が生身のガチンコ対決をするところが本作品の見所となっています。
ヒロインは70年代B級アクションには欠かせない存在のバーバーラ・カレラ。
エキゾチックな雰囲気の美女ですが、おっさんはあまり好みではありません(^_^;)
監督のスティーヴ・カーヴァーはロジャー・コーマン系列の人のようです。
邦題も、オリジナルタイトルからは想像もつかないいい加減でメチャクチャなものを付けられちゃってます。

 

 

 



 

音楽は、マカロニ・ウェスタンでお馴染みのフレンチェスコ・デ・マージ。
本作は80年代に往年のマカロニウエスタンのスコアを再現して見せた、ある意味実験的かつノスタルジックな作品です。
劇伴にあの「ウェスタン」の「復讐のバラード」を彷彿とさせるハーモニカを使った曲があったり、
エコーのかかったエレキギターが出てきたり、マカロニ・ファンはニンマリの作品です。

なお、80年代の作品なのでシンセも導入されていて、結構エゲツない音色が使われています。
テーマ曲には派手さはありませんが、孤高のアウトローを見事に表現した、往年のマカロニウエスタンを彷彿とさせるスコアとなっています。

聴きているうちに、アクション映画ではなく地味めなマカロニ・ウェスタンを聴いているような錯覚に陥ります。

CDは国内未発売ですが、米盤、伊盤CDはLPの倍の24曲が収録されています。
まあ、こんな作品、熱心なチャック・ノリス・ファン以外は誰も知らないだろうなあ。
サントラが存在すること自体、奇跡です。






・・・と、ここまでが過去記事。

現在では、12曲入りのLPと同内容のダウンロード版が発売されています。