ROBOT JOX
監督: スチュアート・ゴードン
音楽: フレデリック・タルゴーン
出演: ゲイリー・グレアム、アン=マリー・ジョンソン、ポール・コスロ、ロバート・サンプソン、ダニー・カメコナ、ヒラリー・メイソン、ジェフリー・コムズ
1986年 アメリカ映画




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「死霊のしたたり」のスチュワート・ゴードン監督が撮ったSFロボットアクション。
チャールズ・バンド率いるB級SF&ホラー製作会社エンパイア・ピクチャーズの作品ですが、
「トランスフォーマー」に先駆けること22年も前にこんな作品を作っているのは立派です(^_^;)
エンパイア・ピクチャーズ始まって以来の高額な製作費を出して作った跡が見て取れる、何ともけなげな作品です(^o^)
未来の地球が舞台で、国家間の戦争をお互いの代表ロボットの格闘で決着を付けようとする結構無理があるお話を力業で最後まで見せます。
で、ロボット同士の戦いがコロシアムのようなとこで開催され、観客がいたしります。
「ギリシャ神話」をモチーフにしているとのことで、実は奥が深かったりして。

ロボットのアクションは「SFレーザーブラスト」等のモデル・アニメーションで知られるデヴィッド・アレンが担当していて、意外と観れます。

なお、本作は続編ともいえる作品「地球最終戦争ロボット・ウォーズ」が製作されています。

こちらの方は劇場未公開ですが、ビデオが発売されてました。

 

 





音楽は、「デルタ・フォース2」のフレデリック・タルゴーン。
やはり製作費をロボットの造形等に使いすぎたのか、パリ・フィルハーモニック・オーケストラを起用しているわりに音がショボい。
これは音楽プロデューサーに責任があるのでしょうか。
小編成のオケでカスカスの音をエコー処理でごまかしているような感じのサウンドは、
若き日のジェームズ・ホーナーが手がけた「宇宙の7人」を彷彿とさせます。
テーマ・メロはB級作品にしては結構頑張っていて、スペオペものにお約束のファンファーレ風のラッパが印象的な勇ましい曲です。
劇伴もこのテーマ・メロが随所に出てきて全体のスコアの統一感を出しています。
サントラCDはベルギーのPrometheusレーベルというところから出ていて、もちろん国内盤は存在しません。
意外にプレミアが付いていて、Amazonでは中古で4000円くらいの値がついています。
コアなファンには結構評判がいいスコアなのかもしれません。
オケのスコアの中に、1曲シンセだけで作ったわりと軽快なロック?ポップス?のようなインストが収録されています(この曲ははっきり言ってかなりカッコ悪い。)
全部オケのスコアにすればよかったのにと思ってしまいます。
 




・・・と、ここまでが過去記事。

現在では、ダウンロード版が発売されていますので、手軽にそのサウンドに接することができます。