ROBOCOP 3
監督: フレッド・デッカー
音楽: ベイジル・ポールドゥリス
出演: ロバート・バーク、ナンシー・アレン、レミー・ライアン、ジル・ヘネシー、ブルース・ロック、フェルトン・ペリー、マコ
1992年 アメリカ映画

 

 

 

シリーズ3作目ですが、前2作とは打って変わって吹っ切れたような妙な爽快感がある作品。
主演もロバート・バークにバトンタッチしています。(でも、かぶりモノしてるので誰が演じてもあんまり変わらないかも(^_^;
オムニ社が設立した私設警察部隊リハップ隊と未来都市計画に反対する旧市街住民との対立を背景に、
これに日本企業とサムライ・ロボが絡んで、ロボコップは住民とともにオムニ社とリハップ隊と戦うために立ち上がるというストーリー。
監督がSFオタクで知られる「ドラキュリアン」のフレッド・デッカーに変わっているせいか、
潔いまでに特撮ヒーローものみたなロボコップになっています。
悲壮感が無い分、徹底したSF娯楽アクションになっています。
今回はなんとジェットエンジンを背中にしょってロボコップが空を飛びます。
その上、腕を付け替えて火炎放射をしたりします。(まるで昔の「超合金」です(^_^;))
飛行装置は何故か、ゴレンジャーの「バーディ」を思い出しました(^_^;)

 

 

 

 

音楽は、やはりこの人でなければならないベイジル・ポールドゥリスに戻っています。
3作目では、日本企業やサムライ・ロボをイメージした和太鼓や笛、琴が入った曲があります。
相変わらず、テーマメロはちょっとしか出てきませんが、骨太のアクションスコアになっています。
この人の音はどこか土俗的でバーバーリズム溢れる曲が多いのですが、
本作もシリーズ中で一番ドコドコやっています。
また、この頃のVareseレーベルの作品はどれも収録時間が短く、本作もトータル28分しか収録されておらず不満が残ります。
スコアも9曲目でいきなり尻切れで終わってしまう感じです。
エンド・タイトルが収録されていないのでそんな印象を受けると思いますが、そのうち完全盤でもリリースして欲しいものです。
なお、日本盤は問題の飛行装置と火炎放射器を付けたロボコップの勇姿を観る事ができます(^_^;)