・・・・・・今夜も過去記事です。

 

THE ISLAND
監督: マイケル・リッチー
音楽: エンニオ・モリコーネ
出演: マイケル・ケイン、デヴィッド・ワーナー、アンジェラ・パンチ=マグレガー、フランク・ミドルマス、ドン・ヘンダーソン、ジェフリー・フランク、ダドリー・サットン
1980年 アメリカ映画

 

 

 

 

「ジョーズ」や「ザ・ディープ」といった海洋ものを手がけてきたたピーター・ベンチリー原作による海洋アクション映画。
バミューダ・トライアングルの謎は、実は現代に生きる海賊の末裔の仕業だったという解釈がちょっと新鮮です。
魔のバミューダ海域で発生する失踪事件の謎を追う記者が、息子を連れてバハマ諸島へ取材に行ったところ、親子ともども海賊の末裔に拉致されてしまいます。
記者は海賊の捕虜となり、息子は洗脳されて海賊の仲間にされてしまい、息子を助け出すため、記者は単身海賊一味に挑む、というストーリー。
世間では酷評されていて、同年のラジー賞監督賞にもノミネートされていますが、
ライトなコメディが多いマイケル・リッチー監督作品としては、意外性があっていいんじゃないかと思います。
撮影も「ボビー・デアフィールド」や「サムライ」のフランスの名匠アンリ・ドカエ。
カリブ海の美しい風景が印象的です。
それに主演がマイケル・ケイン(^o^)
この人は昔からお気に入り。
「遠すぎた橋」のバンデラー中佐役以来のファンです。

 

 

 

 

音楽は、イタリアの巨匠エンニオ・モリコーネ。
基本的にドラマ部分にシフトしたゆったりとした調べのスコアです。
テーマ曲も、オーボエがリードを取る優しいメロを持った曲です。
後の「ミッション・トゥ・マーズ」なんかに雰囲気が似ています。
カリブ海が舞台ということで、ポコポコという大小の丸太を叩いたような音をバックにエキゾチックなメロが顔を出すトラックもあります。
ゆっくりと不安感を煽るようなスコアもありますが、全体的にゆっくりと流れるようなスコアで構成されたサントラです。
ラスト近くのマシンガン撃ちまくりのシーンでは、マイケル・ケインが往年のマカロニ・スターと重なって見えましたが、
これもモリコーネの音楽があったからこそです。
撃ちまくった後に、硝煙漂う中で「ウェスタン」系の甘美なメロディが流れるシーン、一番印象深かったです。
サントラ盤はLPが廃盤になってから長らくCD化されませんでしたが、
2003年に米Vareseレーベルから1000枚限定でCDが発売されました。
しかし、枚数が少なく間もなく完売、現在では結構なプレミアが付いています(T_T)

 

 

 

 

・・・・と、ここまでが過去記事。

このサントラが発売された頃は、自分の中に「燃え」スコア至上主義みたいなところがあって、

リリカルなスコアを毛嫌いする傾向にあったので、実を言うとこのサントラは当時さほど好きなスコアでは無かったのですが、

おっさんになって改めてじっくり聴いてみると、本編同様なかなかの味わいのあるスコアだと惚れ直したりして。

限定盤のサントラCDは入手困難になったままですが、いつの間にかi-Tunesではこのサントラがダウンロードで入手可能となっています。

Amazonではヒットしないので取り扱いは無いようですが、こうして限定盤のCDもダウンロードで出回ると、

損した気分半分、嬉しさ半分の複雑な心境になります 笑。

 

 

 

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