Jupiter Ascending

監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー

音楽:マイケル・ジアッチーノ

出演:ミラ・クニス、チャニング・テイタム、ショーン・ビーン、エディ・レッドメイン、ダグラス・ブース、 タペンス・ミドルトン、ペ・ドゥナ、ジェームズ・ダーシー、ティム・ピゴット=スミス

2015年 アメリカ映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・





「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟が手掛けたファンタジック(笑)なSF。
「クラウド・アトラス」が結構良かったので、今回も期待したのですが、なんとお姫様系のSFでした。

良く言えば大人から子供まで楽しめる分かりやすいSFで、悪く言えばお子様映画。

個人的には素直に楽しめましたが、「清掃業のお姉さんが実は宇宙王国の王位継承者だった!」なんていう設定を許せるかどうかが、カスとみるか娯楽SFとみるかの分かれ目かなと思いました。
ストーリーは、朝から晩まで清掃業に明け暮れるお姉さんのもとに、謎の男が現れ「あなたは宇宙王国の末裔だ」と語ります。彼女は何のことか分からないまま、突然、何者かに命の狙われるようになり、その男と追撃をかわしていきます。どうやら彼女は宇宙王国の王位継承権を持つ女性で、王国の女王が死去したことにより、継承権を巡る争いに巻き込まれたということを知ります。そして敵対する王族は地球を彼女もろとも消滅させようとしたから、さあ大変・・・・というお話です。
まあ、こんなストーリーなので高尚なSF作品をお好みの方は観ない方が賢明です。

でも、壮大なスケールだし、ビジュアル的にも素晴らしいので、カス映画で思考回路がマヒしているおっさんは

全く違和感なくワクワク楽しめました。

でも、ちょっと「クラウド・アトラス」との落差は大きすぎたかも。








音楽は、マイケル・ジアッチーノ。

最近のこの手のSFは、もうこの人が定番と化している気がします。
まずタイトルバックで荘厳なスケールのスコアが始まります。
スペイシーなシーンでは、この人が手掛けた「スター・トレック」を思わせるフレーズが出てきます。
さらに、曲によっては「クローバーフィールド」を思い起こさせるものもあります。
全体的にこの人の過去の作品を彷彿とさせる壮大なスコアが展開します。
オケには混成コーラスも入り、かなり豪華な仕上がりです。
でも、いつも思うのですが、この人、あんまりモチーフが明確ではないのです。
お姫様系のSFなので、明快なモチーフがあればもっとヒットしたかも。
でも、最近のSFにヒロイックなスコアを求めるのは無理な話なのかなあ。

エンド・タイトルを壮大なスケールで鳴らしまくるのは、最近ではこの人くらいかも知れません。

サントラは、タイトル曲の組曲(第一楽章から第四楽章まである)を含む、堂々の2枚組。
5分を超える曲がゴロゴロする100分を超える内容です。

これは満腹になります。

ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ フォースの覚醒」はどんな感じなんだろ。

指揮はウィリアム・ロスに任せてるというお話ですが、
またアタックの弱いメロウな仕上がりになってると嫌だなあ。




・・・と、ここまでが過去記事。

現在では、ダウンロード版も発売されています。




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