THE LONG GOOD FRIDAY
監督:ジョン・マッケンジー
音楽:フランシス・モンクマン
出演:ボブ・ホスキンス、ヘレン・ミレン、エディ・コンスタンティーヌ、デイヴ・キング、ブライアン・マーシャル、デレク・トンプソン、ジョージ・カラリス、スティーヴン・デイヴィース、ピアース・ブロスナン
1980年  イギリス映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・・。






今日は珍しく英国製未公開ギャングムービー。
ストーリーは、10年以上に渡ってロンドンに暗躍する暗黒街のボスが、
ある時から部下を何者かに殺され、自身も命を狙われるようになります。

ボスは、自分を狙った黒幕を探し出すため躍起になる・・・・・というお話。

ボブ・ホスキンスの演技が素晴らしい。
特に、ラストのタクシーの中で達観(詳しくはネタバレになるので言いません)したような顔になるまでのシーン。

普通なら、主人公の顔を映して、一瞬で暗転して終わりみたいな形で終わるところを、

延々と表情の変化を映します。この時の顔がなんとも素晴らしい。

他に、最近の方が活躍している印象のヘレン・ミレンや、

若き日のピアース・ブロスナンが出ています。

監督は、「第四の核」のジョン・マッケンジー。

これまた、おっさんの勝手な思い込みかもしれませんが、

70~80年代のイギリス映画は、アンハッピーエンドな終わり方といい、凄みを感じさせる作品が多い気がします。









音楽は、フランシス・モンクマン。
カーヴド・エアやスカイといった、英国プログレッシヴ・ロック界のキーボーディストとして知られる人です。

本作では、ロックのフィールドの人らしく輪郭のはっきりした濃厚なスコアを提供しています。

テーマ曲も、ロックなノリの(当時としては)カッコいいスコアになっています。
リズムもモロにプログレな2拍3連のノリ。
劇伴も非常にテンションの高い、ロック・ミュージシャンならでは解釈で、
時に映像を圧倒するスコアを書いています。
ちょうどタンジェリン・ドリームなどに近い雰囲気があります。
シャープなキーボードがスカイを彷彿とさせます。
これまで、2度CD化されていますが、今回は英Silva Screenレーベルから豪華2枚組で発売されました。
1枚目は、リマスター・ステレオバージョンに所々ダイアローグを引用した内容。
2枚目は、オリジナル・モノ音源という構成です。
1枚もののアルバム並みの値段で買えるのでオススメです。




・・・と、ここまでが過去記事。

現在ではダウンロード版も発売されています。



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