SINFUL DAVEY
監督:ジョン・ヒューストン    
音楽:ケン・ソーン    
出演:ジョン・ハート、パメラ・フランクリン、ロナルド・フレイザー、ナイジェル・ダヴェンポート、ロバート・モーリー
1969年 イギリス映画

 




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・

 




まだ観たことがない60年代英国製アクション・アドベンチャー。
ジョン・ヒューストン監督作品なんですが、DVD化されていないようです。
以前、WOWOWで放映されたことがあるらしいので、観たことがある方もおられるかもしれません。
ストーリーは、どうやら19世紀のイギリスで盗賊の首領になりたくて、軍を脱走した青年の冒険譚というお話のようです。
ジョン・ハートの若き日の活躍を観ることができる元気のよい作品のように思います。
サントラのジャケを見るに、「何かいいことないか仔猫ちゃん」などと同じような画風で、
主人公のまわりを美女が取り囲むという、いかにもな楽しげなイラストからコメディ色もあるのかなあと思います。
原作は大泥棒が獄中で書いた小説が元になっているとか(真偽のほどは不明です。)

 

 






 

音楽は、ケン・ソーン。
地味な印象の人ですが、実はなかなかの力作を作る人だと個人的には思っていて、
お気に入りの作曲家の一人です。
ただどうしてもサントラが少なく、「パワープレイ」を始めとしてほとんどの作品がメディア化されていません。
もともと、本作はジョン・バリーがスコアを書いたそうですが、ロマンチックで甘々なスコアだったのでリジェクトされたようです。
それでケン・ソーンにお鉢が回ってきて、冒険アドベンチャー色も強調したスコアが完成したようです。
しかし、サントラ盤用に音源は準備されていたのに、映画自体がそんなにヒットしなかったので、
サントラがお蔵入りしたそうです。
それが今年になって、QuartetレーベルからCDがめでたく発売されました。
サントラとして発売するために準備された音源で、しかも保存状態が良かったようで、クリアなステレオ音源が嬉しい。
女性ボーカルの主題歌もあって、ケン・ソーンが作曲、ドン・ブラックが作詞して、Estor Ofarimが歌っています。
この主題歌はプロモーション用にシングルが出たという噂もありますが、よくわかりません。
主題歌を始め、英国風の気品あふれるスコアが素晴らしい。
コミカルなスコアもありますが、この手のスコアにもどこか品のようなものを感じさせます。
主題歌のメロディがスコアのモチーフになっていて、そのあたりの統一感がしっかりしているのは、
この時代のスコアならではです。
本編は未見ですが、サントラだけでも楽しめる内容になっています。

 

 


・・・と、ここまでが過去記事。

CDは思った通り法外なプレミアがついています。

ダウンロード版出ないかなあ。

「パワー・プレイ」はその後、CD化されましたね。



 

 

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