JAGUAR LIVES!
監督:アーネスト・ピントフ        
音楽:ロバート・O・ラグランド    
出演:ジョー・ルイス、バーバラ・バック、クリストファー・リー、ウディ・ストロード、ドナルド・プレザンス、ジョン・ヒューストン、キャプシーヌ、ジョセフ・ワイズマン
1979年 アメリカ映画

 



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・



 


世界空手選手権のチャンピオン、ジョー・ルイスを主役に抜擢した70年代B級スパイ・アクション。
製作側としては、これでジョー・ルイスを売り出してスターに・・・という意図があったでしょうが、残念ながらそうはならなかったようです。
同じ元空手チャンピオンのチャック・ノリス先生とは対照的に、
本作以降は彼の名前をスクリーンで見かけることはなくなりました。
その反面、脇を固めるキャストがあまりに豪華すぎて驚きます。
しかも、ほとんどが「007」シリーズに縁のある人ばかり。
たぶん007を意識して意図的にそうしたんだろうなあ。
でもそのキャストのほとんどがストーリーにあまり深く絡んでいないというところが笑えます。
ストーリーは、簡単に言うと、任務中に撃たれて死んだと思われていた元特殊工作員を引っ張り出して、世界を股にかける国際テロ集団の陰謀を暴き、壊滅させる・・・・みたいなお話だったような気がします。
クライマックスは古城でのアクションだったような・・・・。
アクションシーンや16カ国ロケにお金をつぎ込んで、
製作費が1000万ドルを超えたらしいですが、ほんとかなあ 笑。







音楽は。ロバート・O・ラグランド。
まずテーマからして非常にゴージャズでコテコテな70年代アクションスコアで素晴らしい。
007やロイ・バッドやドミニク・フロンティアあたりをミキサーで攪拌して
作ったような曲で、ここまで徹底しているとおっさん世代には相当気持ちいい。
劇伴になると、ジェリー・フィールディングあたりも意識してるかも。
チャカポコギターが入るレアグルーヴな雰囲気の曲もあります。
全編を通じて懐かしさ満点のかなり派手なアクションスコアです。
劇中のS.E.も効果的に挿入され、映画の雰囲気が伝わります。
唯一いただけないのはスパニッシュギター1本で演奏される曲。
ノイズのような音(足を踏み鳴らしてる?)がテンポを取っているのですが、このリズムがグダグダで、まあ揺れる揺れる。
ドラマーのおっさんとしては聴いていて非常に気持ち悪い。
さらに言うと公開当時にLPが日本でしか発売されなかったことと、音質が結構悪いということが残念。
これCD化(マスタリング必須だけど)したら買う人いるんじゃないかなあ。
本編知らなくても70年代アクション・スコアとしてLP単独で聴けてしまいます。
 その後、長らくCD化されませんでしたが、米BuysoundtraxのDragon Domain Recordsレーベルから500枚限定でCD化されました。

このレーベルの面白いところは、

 「マスターテープが間に合わなかったのでアーカイブ・ソースから音源を取ってます」

と言い訳しているとこ。

音源が日本盤LPしか無いので、仕方なくアナログ落としにしましたってことじゃないのかなあ 笑。

日本盤LPと全く同音源かもしれませんが、

LPが結構音悪かったので多少でも音質が改善されていることを期待してます。




・・・と、ここまでが過去記事。

米buysoundtraxから発売されたCDは、LPより多少音はましでしたが、やはり微妙な音質でした。

そして、同じ音源でダウンロード版が発売されています。





 

 

 

 

 

 

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