THE KINGDOM
監督:ラース・フォン・トリアー
音楽:ヨアキム・ホルベック
出演:エルンスト・フーゴ・イエアゴー、キアステン・ロルフェス、ウド・キア、セーン・ピルマール、ギタ・ナービュ
1994年 デンマーク映画





平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・



 

 

 

「ツイン・ピークス」と「ER」を足してさらにダークにしたようなラース・フォン・トリアー監督のカルトTVドラマ。
日本では、劇場で公開されました。
個人的には、この作品がラース・フォン・トリアーの最高傑作なのではないかと考えてます。
この監督は、作品によってはついていけないところがあるのですが、これはツボにハマった。
中古ビデオを持っているのですが、ブルーレイで出ないかなあと切望しています。
でも、もとの映像がセピアカラーでザラザラなので、
ブルーレイにしても映像はそんなに改善されなかったりして 笑。
以前、DVDボックスが発売されたことがあるのですが、今ではとんでもないプレミアが付いていて手が出ません。(おっさん、プレミアが付けられているものは絶対に買わない主義。)
ストーリーは、古くは洗濯池として利用されていた場所に建つデンマークの巨大病院。
この病院を舞台に、欲望渦巻く病院関係者の様々な群像劇が繰り広げられますが、
病院の創設者の娘の霊が姿を現してから、次第にすべてが狂い始める・・・・というお話。
深い霧の中、漂白職人が洗濯池で衣類を洗う異様なオープニングシーンがインパクト大。
○○を演じるウド・キアーの演技もすごい。
一章あたり2時間を超える内容で全部で4章までありすが、全く飽きさせません。
今観ても色褪せることのない作品で、今ではカルトムービーと化しています。
続編を楽しみにしていたのですが、主要キャスト2人がお亡くなりになったため、
製作されずじまいです。続きが観たかったなあ・・・・。









音楽は、ヨアキム・ホルベック。
クレジットのバックで流れる「The Kingdom」は、テクノ、インダストリアル調のトラックで、
骨太な男性コーラスとグレゴリオ聖歌のようなコーラスが交錯することで神秘的な雰囲気を付加しています。
随所に散りばめられるオーケストラヒットとデジタルベースのベベベベンという音が古臭さを感じさせますが、アンダーグラウンドでありながら、
リズミカルでコマーシャルな側面も併せ持った不思議なテイストのテーマ曲です。
劇伴は、現代音楽風なストリングスをメインとした、時に不気味なテイストを感じさせる楽曲が使われています。
サントラは、製作時にデンマークで2曲入りのシングルCDが発売されたのみでした。
先日、「そういえばキングダムのサントラって、ダウンロードでも発売されてないかなあ」と
検索したところ、シングルCDと同内容の音源がアップされていました。
長年、このサントラを探していたのですが、ダウンロードってこういう時はやっぱり便利ですね。

 




・・・と、ここまでが過去記事。

そして遂に今年、新作「キングダム エクソダス〈脱出〉」か日本で劇場公開されました。

もともと全5話のテレビシリーズと思われますが、劇場ではまとめて全話上映するので、上映時間が5時間19分もあります。

さらに、全シリーズを収めたBlu-rayボックスも発売されることになり、おっさん大喜び!ですが、値段が・・・

もう少し安くならないものか🤣






 

 

 

 

 

 

 



 

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