CHRISTMAS BLOODY CHRISTMAS
監督:ジョー・ベゴス
音楽:スティーヴ・ムーア
出演:ライリー・ダンディ、サム・デリッチ、ジョナ・レイ、ドーラ・マディソン、ジェフ・ダニエル・フィリップス、ジェレミー・ガードナー、エイブラハム・ベンルービ、グレアム・スキッパー
2022年 アメリカ映画
今日は楽しいクリスマスイヴということで、うちのブログらしくイヴの楽しい夜を台無しにするスラッシャー・ホラーのレビューを皆さんにプレゼント🎁
ストーリーは、おもちゃ屋に飾ってあったロボサンタが突然暴走して、人々を襲い始める・・・という、たったそれだけのお話。
説明不足の部分が多すぎて、いろんなところが謎のままお話が進んでいくという、
B級ホラーならではのアホくささ。
手には斧を持ち、目からは殺人レーザービームが発射されるというマンガみたいな設定に苦笑い😅
勝手に動き出すのはまだしも、レーザービームなんか、元々の機能として搭載されてるはずないだろという感じです。
元々は「悪魔のサンタクロース」(1983年)のリメイクとして立ち上がった企画だそうですが、
そもそも「悪魔の・・・」にリメイクする価値があるのか、甚だ疑問が残ります。
この映画、DVDスルーかと思ってましたが、7月に「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」にて、「Christmas Bloody Christmas」上映委員会の配給で上映されていました。公開に際してR15の指定がついています。
音楽は、おっさんのお気に入りスティーヴ・ムーア。
この人のシンセスコアはクセになるカッコ良さがあります。
アナログシンセの音で育ったおっさん世代には懐かしさ満点の音じゃないかと思います。
ベンベンのジョン・カーペンターを彷彿とさせるシンセベース音や、
ゴブリンのクラウディオ・シモネッティを思わせるキラキラシンセもあるので、
80年代ホラーなテイストが満載のスコアとなっています。
この手のサウンドのオンパレードで、おっさんはテンション上がりまくりです。
テーマモチーフとして明確なものはありませんが、ヒロイックな展開をみせるスコアがあったり、
劇伴も刺激強めのシンセが鳴っているので、アルバムとしても十分鑑賞に耐える内容で、
無味乾燥なアンダースコア中心のサントラを聴いている時のような違和感や苦痛はありません。
シンセ・アーティストのオリジナル・アルバムとしても通用しそうなクオリティを持っています。
サントラは、CDとダウンロード版が発売されています。