MISSION: IMPOSSIBLE - DEAD RECKONING - PART ONE

監督:クリストファー・マッカリー
音楽:ローン・バルフェ
出演:トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、ヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレス、ヘンリー・ツェーニー、マリエラ・ガリガ
2023年 アメリカ映画
 

 

 

トム・クルーズの大ヒットシリーズも7作目に突入。

なんと今回は前後編に分けて上映されます。

前編にあたるPART ONEだけでも2時間半を越えるのに、後編の上映時間はどうなるんでしょう。(案外、90分だったりして😅)

ストーリーは、ロシアが高度なAIを開発して潜水艦に搭載したところ、

船内でAIが暴走して潜水艦を魚雷で自爆させて沈没させてしまいます。

このAIは世界の防衛、情報等あらゆるネットワークに簡単にアクセスが可能であり、

世界を滅亡させる力も持っていることから、全世界がこのAIを手に入れようと躍起になります。

この海底に眠るAIを止めることが出来るのは2本で1つの鍵だけであることから、

IMFはイーサンに鍵の片方を手に入れるよう指令を出しますが・・・・というお話。

トム・クルーズが危険なスタントも自らこなして撮影したと言われるアクションは、

文字通り手に汗握ってしまうほど凄まじい内容で、街中のカーチェイス、断崖からバイクでダイブ、列車内でのアクション等々見どころだらけです。

その反面、ストーリーはどちらかと言うとシンプルな上に、

あの鍵がいとも簡単に他人の手に渡ったりすり替えられたり、

何の鍵か皆さん分からないまま鍵の取り合いをしたり、ほとんど漫画のような気もします。

後編の公開は2025年5月だそうですが、最近記憶力が衰えはじめたおっさんは

それまでストーリーを覚えていられるのか。

 

 

 

 

 

 

 

音楽は、前作に引き続いてローン・バルフが担当。

個人的には、ジョー・クレイマーが復活してくれたらいいなと思っていたので、

ちょっと残念でしたが、再登板ともなるとローン・バルフェも悪くないなという印象でした。

ザクザクと切り込むリフが「ジャッ、ジャッ、ジャッジャッ・・」とお馴染みの変拍子のリズムになっています。

これが劇中何度も出てきて、アクションシーンのスコアのモチーフになっています。

たまに、「ザ ・プロット」のブラスのフレーズが劇伴の随所に散りばめられていて、「スパイ大作戦」世代のおっさんには嬉しい。

但し、シフリンのようなジャジーな感覚は無く、オケと打ち込みによるハイブリッドスコアです。

ストーリーよりもアクションのつるべ打ちを楽しむタイプの作品なので、激しいアクションスコアも目白押しです。

ただ、同じフレーズの繰り返しなので、ずっと聴いているとちょっと飽きるかも。

スコア単独でアルバム1枚分聴くとすっかり満腹になりそうです😅

なお、オリジナルのモチーフもあるのですが、こちらはどうしても弱い印象。まあ、何回も出てくるので覚えてしまいますが・・・😅

サントラは、CDとダウロードの2種類が発売されていますが、CDは2枚組のボリュームでおなかいっぱいになります。