REBEL MOON - PART ONE : A CHILD OF FIRE

監督:ザック・スナイダー

音楽:トム・ホルケンバーグ

主演:ソフィア・ブテラ、ジャイモン・フンスー、エド・スクライン、チャーリー・ハナム、アンソニー・ホプキンス、ミヒウ・ハウスマン、ペ・ドゥナ

、レイ・フィッシャー、スタズ・ネア、フラ・フィー、クレオパトラ・コールマン、スチュアート・マーティン

2023年 アメリカ映画






おっさんのお気に入りザック・スナイダー監督による「七人の侍」に着想を得た壮大なスペースオペラ。

劇場公開はされず、Netflixで配信されています。

ストーリーは、宇宙を悪の帝国が支配する世界で、衛星で慎ましく暮らす農民が帝国から穀物を献上するよう強要されます。農村で身分を隠して暮らしていた元帝国の女性戦士が、農民を救うため駐留する兵士を全滅させたことから、彼女は農民を帝国から守るため銀河の反乱者を集める旅に出る・・・というお話。

ザック・スナイダー版「スター・ウォーズ 」的な作品と言われていて、確かに「スター・ウォーズ」に似た部分も多く、悪の帝国を倒すため反乱軍を組織したり、ドロイドも出てきますが、おっさんは「宇宙の七人」の豪華版という印象を受けました😄

(アンソニー・ホプキンスのクレジットがあるけど、どこに出てるかと思ったらこのドロイドの声をやってた😅)

スローモーションも多様していて、「300」のSF版のようなテイストも感じます。

二部作となる長編で、4月にはパート2が配信される予定です。











音楽は、トム・ホルケンバーグ。

内容はほとんどスター・ウォーズですが、フルオケな始まり方はしません。

オープニングから間もなくアコギをフィーチャーしたアコースティックなドラマスコアになったり、あまりスペオペらしくない。

本編前半は普通のケルト・ミュージックのような村の音楽があったり、SFっぽさが希薄です。

このケルト風の曲は、カナダ出身のシンガーソングライター、アリソン・クロウの曲のようです。

そのうち荘厳なコーラスを交えたスコアやストリングスによる牧歌的なスコアが登場し、アクションシーンでは、硬派でパーカッシブなドラムスコアが出てきます。

蜘蛛女との戦いシーンでは、エスニック風味を効かせたユニークなスコアが聴けます。

その反面、ヒロイックなモチーフは無いなあと思っていたところ、クライマックスでようやくダイナミックかつヒロイックなスコアが登場します。

マイナーメロのストリングス系スコアが多いので、「スター・ウォーズ 」のような豪華絢爛で壮大でフルオケスコアを期待すると裏切られますが、トム・ホルケンバーグらしい今時のハイブリッド・スコアといえます。

サントラは、ダウンロード版が発売されています。