INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY

監督:ジェームズ・マンゴールド

音楽:ジョン・ウィリアムズ

主演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセン、トビー・ジョーンズ、トーマス・クレッチマン

2023年 アメリカ映画






人気アドベンチャーシリーズの第5作目。

ハリソン・フォードももう81歳なので、これが最終作だろうと思われます。

ストーリーは、人類の歴史をも変える力があると言われる究極の秘宝「運命のダイヤル」を巡って、インディと世界征服を企む元ナチスの科学者が秘宝の争奪戦を繰り広げる・・・というお話。

本編冒頭は、1944年の設定なのでナチスが出てきて、まるて戦争映画を観ているようなお得感があります。

CGで若返ったハリソン・フォードがドイツ軍の軍服を着て出てくるもんだから、「ナバロンの嵐」を思い出しました。

本作品でも列車を使った激しいアクションが登場します。最近の流行りなのかなあ。

サブキャラの中に、なんと1作目から出てるサラー(ジョン・リス=デイヴィス)がいます。年取ったし、だいぶ痩せてるので最初誰か分かりませんでした。懐かしいなあ。

ちなみに、贅沢な使われ方をするアントニオ・バンデラスも最初分からなかった。

インディも前作からさらにおじいさんになってるので、今回も若いキャラが必要ということで、かつての相棒の娘が活躍します。

結構小生意気で最初は鬱陶しいのですが、だんだん違和感が無くなって来ます。

40年このシリーズを観てきたファンとしては、ラストには感動です。あ〜、良かった、良かった。

日本語字幕も懐かしいの戸田奈津子さんでした。





音楽は、シリーズ全作を担当したジョン・ウィリアムズ。

本編冒頭でスコアがない状態から、徐々にスコアが登場し、有名なモチーフを盛り込みつつ、いつものアドベンチャースコアに突入。

やっぱりフルオケのスコアはいいなあ。

アクションスコアには、中東の打楽器が入り、オリエンタルムードを醸し出します。

相変わらずブラスのキレは素晴らしい。

今回は、ミステリアスかつ優雅なモチーフも新たに登場します。

本編中盤、ネオナチが出てくるところから、スコアがミリタリー調になります。

戦争映画スコア好きのおっさんにはちょっと得した気分。

戦争映画とアドベンチャーと歴史劇が合体したようなてんこ盛りの本編と、それに連動したスコアです。

オケは一作目のように大編成ではなさそうですが、テーマ曲のアタックはいつもより強めで、テンポも少し遅めにしてあってゆったりとした貫禄の演奏でカッコいい。

サントラはCDが出たらしいのですが、限定販売だったようで、現在ではダウンロード版しかありません。段々CDって無くなっていくのかなあ。

別にダウンロードとアナログでもいいけど、アナログ盤はメチャクチャ高いので手が出ません。

昔の2500円のアナログ盤を知ってるおっさんはLP1枚に3000円以上出す気にはとてもなれません。