THE WHOLE NINE YARDS
監督:ジョナサン・リン
音楽:ランディ・エデルマン
出演:ブルース・ウィリス、マシュー・ペリー、ロザンナ・アークエット、マイケル・クラーク・ダンカン、ナターシャ・ヘンストリッジ、アマンダ・ピート、ケヴィン・ポラック、ハーランド・ウィリアムズ
2000年 アメリカ映画

 

 

 

 

若くして亡くなった「フレンズ」のマシュー・ペリーとブルース・ウィリスが主演するクライム・コメディ。

ストーリーは、嫁と義母に虐げられて暮らす歯科医が、

隣に越してきた男がかつて世間を騒がせたマフィアのヒットマンであることに気づきます。

歯科医は、ビクつきながらも隣人と接する中で彼とすっかり意気投合してしまいます。

それを見ていた歯科医の妻は、ヒットマンにマフィアから懸賞金が掛けられていることに目を付け、

ヒットマンのことをマフィアにチクって懸賞金をもらおうと夫をそそのかす・・・というお話。

ゲラゲラと笑えるタイプの作品ではありませんが、そこそこツボにハマるシーンはありました。

サスペンス的な要素もある、豪華キャストを使ったライトなコメディという感じです。

ヒロインクラスのキレイな女優さんを3人も贅沢に使っています。こういう作品も珍しい。

劇中、あっけらかんと全裸で登場するアマンダ・ピートに絶句します。

あまりに唐突に出てくるので、エロさを感じる間もありません。

でも、今だったらR15+指定がつくんじゃないかな。

 

 

 

 

 

音楽は、ランディ・エデルマン。

テーマ曲は、フレンチジャズっぽいフレーバーのスコアで、なかなかオシャレ。

オープニングの後半もジャズボーカルチューンが入り、全体的にジャズを意識したスコアになっています。

フュージョン風のスコアもなかなかいい。コメディにピッタリなスコアとなっています。

ランディ・エデルマンのスコアは、いつもメロがしっかりしているのでおっさん好み。

劇中もジャズクラブが出てきて、ジャズが演奏されるので、スコアとの統一感もばっちり。

ジャズスコアな劇伴にバリサクの図太い音ががいいアクセントになっています。

ただ、この頃の流行りだったのかドラムの音が必要以上にでかいのが気になりました。

サントラは、公開時にスコアと既成曲をミックスしたCDが発売されました。

スコアの他にモーズ・アリソンやチャーリー・ミンガスの曲、ブルース・ウィリスの歌なども収録されています。

スコアがジャズ、フュージョン寄りなので、既成曲とのバランスも良く、大変聴きやすいアルバムとなっています。