UNCHARTED
監督:ルーベン・フライシャー
音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:トム・ホランド、マーク・ウォールバーグ、ソフィア・アリ、タティ・ガブリエル、アントニオ・バンデラス
2022年 アメリカ映画

 



世界的に人気のあるゲームシリーズを映画化した作品だそうですが、
おっさんはゲームを全くしないので何のことか分からず、普通のアクション・アドベンチャーとして鑑賞した作品。
ストーリーは、16世紀の冒険家フランシス・ドレイクの末裔にあたる青年が、
生き別れた兄とコンビを組んでいたという男にトレジャーハンティングに誘われます。
彼は胡散臭さも感じながら兄との再会の可能性を信じて宝探しの世界に身を投じていく・・・というお話。
トム・ホランドにマーク・ウォールバーグ、アントニオ・バンデラスといった有名どころを贅沢に配役しています。
監督は、デヴィッド・О・ラッセルやショーン・レヴィなど複数の監督が予定されていたそうですが、

様々な理由から降板、最終的にルーベン・フライシャーに落ち着いたとか。

散々監督が交代して迷走した割にはまとまった内容で、おっさんは結構楽しく鑑賞することができました。

インディ・ジョーンズのパチモン(失礼)という雰囲気もあって、冒険宝探しものが好きな人は結構楽しめるかも。

劇中、大型ヘリで古い帆船を宙づりして相互に戦うというスペクタクルで奇抜なシーンがあります。

このシーンは予告編でもちょっぴり流れますので、観た人もいるかもしれません。

それにしてもアントニオ・バンデラスの扱いがちょっと酷いなあ。






音楽は、ラミン・ジャワディ。
いつものハイブリッド・スコアでリズムトラックは当然のことながらほぼ打ち込み。

テクノトラックに生のストリングスがかぶってる感じのほぼテクノなスコアもあります。

この人のスコアは、オケとテクノとロックが融合したようなスコアが比較的多い気がします。

本作品もそうしたスコアの一つです。

乾いた音のパーカッションがスリリングな、ジョン・パウエルの「ジェイソン・ボーン」シリーズに似たトラックもあります。

アドベンチャーものらしく若干弱めながらヒロイックなモチーフがあり、最近のスコアにしてはまずまずの出来栄え。

と、あくまでおっさん目線で言ってます(笑)。

無味乾燥なアンダースコアは無いので、サントラ単独でも十分鑑賞できる内容ですが、

出来れば本編を鑑賞後にお聴きになることをお勧めします。

サントラは、全23曲60分収録のCDとダウンロード版が発売されています。収録曲数は不明ですが、アナログ盤もあるようです。

なお、エンド・タイトルが収録されておらず、ここがちょっと残念。