THE ISLAND

監督:マイケル・ベイ

音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー

主演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン、マイケル・クラーク・ダンカン、イーサン・フィリップス

2005年 アメリカ映画




マイケル・ベイが「トランスフォーマー」の2年前に手掛けたSFサスペンスアクション。

ストーリーは、世界の大部分が汚染され、人類は地下で暮らすことを余儀なくされた近未来を舞台に、管理社会の中で暮らす男女が、完璧な社会に隠された恐るべき現実を知り、2人で地下からの逃亡を企てる・・・というお話。

なんだかマイケル・アンダーソン監督の「2300年宇宙の旅」みたいな設定だなあと思いながら鑑賞。

社会の秘密が明らかになって以降は、ただのアクション映画になってしまうところが残念。

20年近く前の映画なので、スカーレット・ヨハンソンがまだ若く、髪も長いので最初遠目だと彼女だと分かりません。

エアバイクみたいな最新兵器の走行音がトランスフォーマーなのはご愛嬌。

マイケル・ベイはカーチェイス・シーンが好きですね。ここでもド派手なカーチェイスが出てきます。





音楽は、スティーヴ・ジャブロンスキー。

「トランスフォーマー」シリーズなどで聴かれるいつものジャブロンズキー節に加えて、近未来が舞台なので、テクノ風のスコアが多い印象です。

リズムはほぼ打ち込みかな。

おっさんはドラムが趣味なので、どうしても打楽器に耳が行ってしまうのですが、本作品では中近東風の乾いた音のパーカッションが多用されていてカッコいい。

アクションシーンのスコアでは、パルスと和太鼓系のパーカスの組み合わせとシンセで硬派なスコアを提供していて、これもまたカッコいい。

「トランスフォーマー」シリーズのスコアを思い起こさせるスコアも登場するので、「トランスフォーマー」のスコアが好きな人にもオススメです。

最後に混成コーラスの入った「アバター」みたいなスケール感のあるスコアが出てきますが、これだけ違和感があります。

The prom kings のインダストリアルなミクスチャーロック"Blow"が主題歌扱いになってます。

サントラは、CDとダウンロードの2種類が発売されています。